家族を視野に入れたマネジメント

ケアマネの仕事は介護保険制度下で成り立っており、その大切な理念である利用者本位でなければなりません。ケアマネとして利用者本人のことを理解し、その人の望む暮らしを理解しようとして、それを阻害する要因がどのように生活の困難性を形作るのか、その仕組みを見抜き、どういったケアプランを提示すれば望む暮らしの実現に近づくかを考えます。

また、居宅介護支援の契約者は利用者本人であり、いくら本人の意思能力が弱ってきても契約者は家族ではないのです。ケアプランを本人中心に考えていこうとしますが、本人が自分の思いを十分に語れない場合は家族の意向が前面に出てきます。そういったとき、どう対処すべきか、家族という要素が加わることで難しくなるのです。

たとえば、Aさんの家族からデイサービスの利用回数を増やしたいという要望があり、これに対し、速やかに調整したが、家族の介護負担は改善されず、家族からは介護が大変なのでサービスを増やしてほしいと訴えが増すばかりの状態になった場合、では調整してみますという対応になりがちです。家族からの要望はどのような背景があって出てきたものなのか、何に困っていて、どうしたらそれが解決したと感じてもらえるか、そこを紐解いていけば家族の本当の意味での困りごとがみえてきます。
また、その現状がどのような状態に変化すればいいのかと目標やどうして困りごとがおきているかを共有することができれば、支援の方策を家族と一緒に考えることが可能です。方法論の前にしっかりとしたアセスメントを行えているかが大切になります。


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