薬の知識を学ぶべきか

最近は薬の知識を勉強しているケアマネが増えています。薬の知識をもつことは仕事を進めていく上で利用者が安全、かつ効果的に薬物療法を受けることを円滑にすることができるからという背景があります。しかしその一方で、誤った情報を鵜呑みにしたり、パターン化しすぎた見方をしている例なども見受けられます。

たとえば、高血圧ならばこのタイプの薬を最初に使用するというように、基本パターンはありますが、それが全ての人に当てはまるわけではありません。そこで医師は合併症がないか、腎臓や肝臓の機能はどうか、過去に副作用はなかったかなどを踏まえれ、さじ加減をし適した薬と用量を選んでいるのです。そうしたプロセスを知らずに、軽々しく、この症状でこの薬をつかうのはおかしいといって利用者を不安にさせてしまうのでは、逆に知識があることがマイナスになってしまいます。なぜ相談援助なのに、ここまで治療や薬の知識を求めらるのか、それはケアマネの仕事なのかと疑問に感じる人もいるものです。

多くのケアマネは薬について学んでいても、専門家として処方や服薬指導などをするわけではありません。正しい知識を学び、どう活用するかという視点が必要なのです。知識の活用方法のひとつとして、目の前の利用者の変化と薬や病気と結びつけて考えるというものがあります。薬の内容をこと細かに説明することは控え、薬の変化からその人の状態を見極めることが大切です。ただ、一番いいのははやはり主治医との連携を強めることにあるでしょう。独断で決めてしまわず、様々な視点からみて最善の判断を仰ぐことが重要です。


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